WBA、IBF世界ライト級王座への挑戦権を懸けた一戦。タフなマッチメイクを経験してきた者同士の説得力のある挑戦者決定戦となった。
アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス ザ・コスモポリタン
WBA&IBF世界ライト級挑戦者決定戦12回戦
○ウィリアム・セペダVSマキシ・ヒューズ●
挑戦者決定戦とはいえ、とてつもない会場の盛り上がりの中、サウスポー同士の1戦がゴング。
1ラウンドはヒューズが速く丁寧なジャブを突き良い入り方をしたように見えた。しかし、2ラウンド以降、セペダが前に出始め、手数と力のあるコンビネーションでねじ伏せていく展開に。ヒューズも隙を見つけては的確に返しているが、セペダを止めることはできず被弾が増えていく。
セペダの力強く多彩なコンビネーションがヒューズを的確にとらえ徐々に一方的な展開に。4ラウンド終了時点でヒューズが棄権し試合終了。
セペダが圧倒的な力の差を見せWBAおよびIBF王座への挑戦権を獲得。想像していた以上にセペダが圧倒的だった。
現時点でセペダと対戦が想定されるのはジェルボンテ・デービス、そして、ジョージ・カンボソスJr、もしくはワシル・ロマチェンコ。手ごわい相手ばかりだが、セペダはもう実績は申し分ない。圧倒的なパフォーマンスも見せた。胸を張って世界を獲ると言っていい資格は十分すぎるほどある。
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