WBAスーパー,WBC,WBO世界ヘビー級タイトルマッチ オレクサンドル・ウシクVSタイソン・フューリー

ウシクとフューリーの再戦。IBF王座は現在ダニエル・デュボアが保持しているものの、WBAスーパー,WBC,WBOの三団体のベルトが懸けられる一戦に。2024年最後のビッグマッチとなる。


出典:BAD LEFT HOOK

サウジアラビア リヤド キングダムアリーナ
【WBAスーパー,WBC,WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦】

○王者 オレクサンドル・ウシク[判定3-0]挑戦者 タイソン・フューリー●
ウシクがWBA、WBO王座4度目、WBC王座の初防衛に成功。

序盤、ジャブを差しあう展開。ヘビー級ながらやはりこの2人は速い。互角の差し合いだったが徐々にフューリーが主導権を握り始めたかと思えば、4ラウンドにはウシクが立て続けに右ストレートをヒットさせフューリーをのけ反らせる場面も。

中盤に入ると徐々にウシクの右の強打などがフューリーをとらえ始める。接近しても多彩で鋭いパンチを見せるフューリーだが、ウシクがよく動き踏み込むタイミングを見計らって強打を当てていく。

終盤に入るとお互いがより手数を増やし試合の激しさが増してきた。ほぼ互角とも思える展開ながら。ラストの2ラウンドでウシクが攻勢をかける場面が目立ち最後に押し切ったか。

判定3-0でウシクが再戦を制してフューリーを返り討ちに。序盤はフューリーが距離を制して試合をコントロールするかと思える流れだったが、ウシクが丁寧な防御を見せ的確な攻撃でペースを渡さなかった。終盤の2ラウンドはウシクのパンチが得に的確でフューリーが被弾。最終盤が勝敗を分けたとも思えた。

フューリーは判定に不満なようだが、これで決着で良いだろう。そして、ウシクに挑戦して負けたデュボアがIBF王座を持って再戦を要求した展開は次の物語としてはなかなか熱い。

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