IBF世界スーパーミドル級王座決定戦 ウィリアム・スカルVSウラジミール・シシュキン

カネロがスカルとの指名戦を行わなかったことにより剥奪されたIBF王座を争う一戦。見方によっては停滞気味ともとれるスーパーミドル級戦線で新たな存在が出てくると面白い。


出典:BOXING NEWS 24/7

ドイツ ブランデンブルク州ファルケンセ シュタットハレ
IBF世界スーパーミドル級王座決定戦12回戦

ウィリアム・スカル[判定3-0]ウラジミール・シシュキン
スカルが新王者となる。

序盤、シシュキンがジャブを突いて手数を出しつつスカルを追っていく展開。スカルは下がりながらも迎撃し鋭い右ストレートなどをヒットさせていく。手数ではシシュキンだが、スカルの狙いすました強打が的確。流れがどちらにあるとも言い難い展開。

中盤に入るとスカルがシシュキンのパンチに合わせてカウンターを取る場面が増えてきた。精度が良く威力もありそうだが、いかんせん手数が少ない。積極性と手数ではシシュキンが上回っているように見える。

終盤に入るとお互いペースアップ。スカルが手数を増やしつつ的確なブローでシシュキンの前進を止める。シシュキンも愚直に前に出続け、ジャブをついてはワンツーなどをヒットさせていく。終盤は的確性でスカルが優勢だったか。

判定3-0でスカルが勝利し世界王者に。シシュキンは明らかに手数が多くヒットもさせていたが、スカルの強打の精度をジャッジは評価したか。一部ではシシュキンの勝利だったのではないかと、判定を疑問視する声もある。

この試合でスカルがIBF王座に就き、残りの3本のベルトはカネロが保持。スーパーミドル級のランカーたちがどう動いていくか少し楽しみではある。

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