WBA,WBO世界クルーザー級王座統一戦 ヒルベルト・ラミレスVSクリス・ビラム=スミス

ラティーノナイトと冠されたリャドシーズン興行のメインイベント。WBA王者のラミレスとWBO王者のスミスの激突となった。


出典:FIGHTMAG

サウジアラビア リャド ザ・べニュー
【WBA,WBO世界クルーザー級王座統一戦】

○ヒルベルト・ラミレス[判定3-0]クリス・ビラム=スミス
ラミレスがWBA王座の初防衛に成功。スミスがWBO王座の3度目の防衛に失敗。ラミレスが新王者となる。

序盤はお互いが得意なパンチに気を付けながらの攻防戦に。接近するとスミスのコンパクトなコンビネーションが当たり、やや離れるとサウスポーのラミレスの鋭いジャブからの左ストレートが強力。ほぼ互角ながらも、ラウンドが進むにつれて徐々に近距離でもラミレスのフックがスミスをとらえ始めた。

5ラウンド開始あたりからスミスの左目が腫れ始める。スミスは徹底して前に出て接近戦を仕掛けていく。ラミレスは上手く立ち回りながらの反撃が的確。スミスの方がアグレッシブだが、着実にダメージを与えているのはラミレスのブローか。

終盤スミスが強力なコンビネーションで攻めたてていくがラミレスも冷静に的確な反撃を見せる。最終ラウンドは強打の打ち合いから、ラミレスが押し切ったか。

ラミレスが3-0のユナニマスディシジョンで判定勝利し王座統一。お互いに一歩も引かない強いチャンピオン同士の見ごたえある1戦だった。

試合後、ラミレスはさらに他団体の王者たちとの統一戦を希望。WBC王者のノエル・ミカエリアン、IBF王者のジェイ・オペタイア、どちらと対戦してもまた見ごたえのある試合となるのは間違いない。

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