WBC世界スーパーウェルター級暫定王座戦 バージル・オルティスJrVSイスライル・マドリモフ

KO率90%超えを誇る強打者の暫定王者オルティスに、元世界王者のマドリモフが挑むなかなか注目の一戦がリヤドシーズンで実現。


出典:BAD LEFT HOOK

サウジアラビア リヤド リヤドシーズン
【WBC世界スーパーウェルタ級暫定王座戦12回戦】

○暫定王者 バージル・オルティスjr[判定3-0]挑戦者 イスライル・マドリモフ●
オルティスが初防衛に成功。

序盤、マドリモフが左右に動き回りながら単発を放って様子を見ていく。オルティスはじりじりとプレッシャーかけて追い続け、詰めては強打を放つ。お互いに得意なスタイルを貫いているがどちらもペースを掴むきっかけに乏しい。

中盤に入るとマドリモフがアウトボクシングを控え、自ら距離を詰めて積極的に手を出していく場面が増えてきた。しかし、打ち合いになったり、ロープ際やコーナーでの戦いは強打者のオルティスに分がある。

終盤に入るとよりお互いの距離が詰まる展開に。強打者のオルティスに対して意外とマドリモフがまともに打ち合っている。だがやはりインファイトにはオルティスに分があり要所で強打を当ててボディも顔面も効かせている。

判定3-0でオルティスの勝利。12ラウンド通して振り返ってみると、試合開始から終了まででかなり展開がガラッと変わった試合だった。序盤は手を焼いていたように見えたオルティスだが、中盤から終盤にかけて効果的な強打を入れる場面が目立った。マドリモフは中盤あたりのようにメリハリある戦いを通していれば判定で取れたかもしれない。

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