中谷潤人の初防衛戦。既定路線だった井上拓真との防衛戦はDay1の結果により白紙になってしまった。豊富なキャリアを誇るペッチ・ソー・チットパッタナを挑戦者として迎えるDay2のメインイベント。
日本 東京 有明アリーナ
WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
○王者 中谷潤人[6R TKO]挑戦者 ペッチ・ソー・チットパッタナ●
中谷が2度目の防衛に成功。
中谷が2度目の防衛に成功。
序盤、中谷が正確なジャブと左ストレートを繰り出してペッチを寄せ付けない。ペッチが近距離に活路を見出そうと接近戦を仕掛けるが、中谷が左ストレートで迎撃したり、右フックを引っかけたりして捌く。
5ラウンド以降激しい接近戦の様相を呈す中、迎えた6ラウンド。打ち合いの中からラッシュを仕掛けた中谷の連打が的確に連続してヒットしペッチがダウン。何とか立ち上がったペッチに、中谷がさらに強烈な左ストレートを浴びせて斬って落とした。
レフェリーストップにより試合終了。豊富なキャリアの中でダウン経験すらないペッチを衝撃のKOで葬った。
中谷は現在のバンタム級ではやはり特別だ。現在4団体のバンタム級の王座は全て日本人が占めているが、統一戦をやっても誰も肉薄できそうにない。今日の試合を見れば誰もがより一層そう思うのではないだろうか。このまま階級アップという選択もあるのではないかと思う。
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