WBA世界ライトヘビー級レギュラー王座決定戦 デビッド・モレルVSラディヴォイェ・カラジッチ

WBA世界スーパーミドル級レギュラー王者のデビッド・モレルがライトヘビー級に進出。ラディヴォイェ・カラジッチとWBA世界ライトヘビー級のレギュラー王座を争う一戦がセットされた


出典:BAD LEFT HOOK

○デビッド・モレル[判定3-0]ラディヴォイェ・カラジッチ●
モレルが新レギュラー王者となる。

序盤、サウスポーのモレルが丁寧にジャブを突きながら攻めていく展開。徐々に攻勢を強め、3ラウンド、4ラウンドは流麗かつ力強いコンビネーションでカラジッチを追い込んでいく。カラジッチは時折鋭い右ストレートを返すが、自らの距離を何とか保とうとすることに精一杯。

5ラウンド、6ラウンドあたりはややモレルの手数が減り、カラジッチの得意な距離からの攻撃が目立つ場面もあったが、やはりモレルが上回る展開に。8ラウンドにはコンビネーションで崩してカラジッチを崩す場面もあった。

9ラウンド以降もモレルがコンビネーションで攻める展開となるが、11ラウンドあたりでガクッと動きが落ちカラジッチが鋭い右ストレートを打ち込む場面も。しかし12ラウンドにはモレルがボディでカラジッチの動きを止め、再び攻勢に転じて押し切った。

判定3-0でモレルがレギュラー王座を戴冠。モレルはやはりセンスがありどの距離でも対応できる引き出しを持っている。カラジッチも最後まで躍動していたが中間距離でしか勝負できず、攻撃も単調な場面が目立った。

レギュラー王座を戴冠したモレルは、ライトヘビー級ではビッグマッチにありつけるだろうか。カネロのいるスーパーミドル級からせっかく上げたものの、ライトヘビー級ではビボルVSベテルビエフのビッグマッチがあり、この階級でも現時点でメインストリームに絡んでいくことは中々ハードルが高そうだ。

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