ロマチェンコvsカンボソスのセミファイナルにセットされたWBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦。モロニー兄弟の弟アンドリュー・モロニーとライトフライ級時代以降で初の戴冠を狙うペドロ・ゲバラの一戦。
出典:BOXING SCENE
オーストラリア パース RACアリーナ
WBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦12回戦
○ペドロ・ゲバラVSアンドリュー・モロニー●
ゲバラが新王者となる
ゲバラが新王者となる
お互いに注意を払いながら積極的に手を出していく展開。3ラウンドあたりからモロニーが少し距離を詰めてリスクをとって攻め始める。距離感を掴んだのかモロニーの右ストレートが当たりだす。
モロニーが相手の動きを読み始めたかに見えたが、中盤に入るとゲバラが左右のパンチを当て始める。交錯する中でモロニーの的確なパンチも目立つが、ゲバラがコンビネーションで攻めて詰めていく場面も多い。お互いペースを渡さない接戦に。
終盤に入ると少しゲバラが押していく展開に。モロニーは丁寧にジャブを突きながら的確に右を狙って当てていく。ゲバラはプレッシャーをかけながら左右のパンチを当てていく。お互い拮抗している自覚があるのか攻めあうが最後まで接戦に。
判定2-1のスプリットディシジョンでゲバラが勝利。暫定王座を戴冠した。非常に拮抗していてどちらにポイントが降られてもおかしくない展開が試合を通して続いていた。モロニーは判定に納得できず激昂していたが、モロニー勝利、ゲバラ勝利、ドロー。どの判定も考えられる展開だった。
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