WBA世界ヘビー級レギュラー王座戦 マフムド・チャーVSクブラト・プレフ

何かと戦わない理由をつけてリングに上がらない戦わざる王者のチャーがプレフとの防衛戦に。リングに立てばそれなりのパフォーマンスは見せるのでプレフとはどういった試合になるかといったところ。


出典:BOXING NEWS 24/7

ブルガリア ソフィア アレナ・ソフィア
【WBA世界ヘビー級レギュラー王座戦12回戦】

○王者 マフムド・チャー[判定3-0]挑戦者 クブラト・プレフ●
チャーが初防衛に失敗。プレフが新王者となる。

序盤からお互いコンビネーションなどは無く一発狙いのパンチを打ち合っていく。ただ、スピード感に乏しくひりつくような緊張感もない。互角というかどっちもどっちという展開。4ラウンドあたりからプレフの方が少しずづ丁寧なボクシングをするようになってきた。

中盤に入るとプレフの丁寧なボクシングが功を奏してくる。ジャブが機能し右ストレートがチャーの顔面を何度もとらえる。チャーはプレフのジャブやストレートをかいくぐって近づけず、被弾が増えてきた。

最終ラウンドに入ると再び一発を狙いあう展開となる。そしてチャーが接近戦を仕掛けるたびにクリンチが多発する事態に。しかし内容的にはプレフがクリーンヒットを入れている場面が多い。そしてチャーは12ラウンドにはかなり消耗してダメージも感じさせた。プレフ優勢で最終ラウンドのゴングを聞くことに。

判定3-0でプレフが新王者に。苦労を重ねるキャリアを歩みついに世界タイトルを手にした。長きに渡って在位していたチャーは遂に陥落となった。

ただ、プレフもこの先のキャリアはどうなるかわからない。ウシクやフューリー、デュボアなどその他の王者クラスに絡んでいけるかと問われるとかなり厳しい。冷静に実力を見てもモーゼス・イタウマやリチャード・トーレスJrの方が速くて強いだろう。プレフは今ヘビー級で何人か出てきている若手のプロスペクトや、他のランカーたちに狙われるかもしれない。

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