4階級制覇を狙うテレンス・クロフォードがWBA王者のイスライル・マドリモフに挑戦。この試合にはWBOの暫定王座も懸けられた。
アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス BMOスタジアム
WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ12回戦
○挑戦者 テレンス・クロフォード[判定3-0]王者 イスライル・マドリモフ●
マドリモフが初防衛に失敗。クロフォードが新王者となる。
マドリモフが初防衛に失敗。クロフォードが新王者となる。
お互い様子を見つつの展開からマドリモフが上下に散らしつつ攻める。3ラウンドあたりから手数の少なかったクロフォードが的確にアッパーなどを入れ攻撃に転じ始める。
中盤以降、クロフォードがややギアを上げ、流れの中で隙をついて連打を返していったり、的確なコンビネーションを決めていく。マドリモフも押し込まれることなく手数を出しているが、的確さではクロフォードか。
終盤、マドリモフがもう一段力強さを見せ攻勢に転じていく。クロフォードはやや手数を減らしつつも間隙を突いて連打で押しこむ場面も。競った展開が続き最終ラウンドはお互いが攻め込み試合終了。
判定3-0でクロフォードが新王者となり4階級制覇達成。予想以上に競った展開となったがクロフォードが辛勝。結果が示された直後、観戦に来ていたシャクール・スティーブンソンが文句を言っている様子もうかがえたように、人によって少し色々な見方が生じる判定だったかもしれない。私自身はドローかと思った。
マドリモフは負けてしまったが強さを見せつけた。マドリモフの方が優勢だったと思った人も少なくないはずだ。そこまで評価を落とすことはないだろう。
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