WBA世界ミドル級王者エリスランディ・ララが、3階級目の世界王座を狙うダニー・ガルシアの挑戦を受ける一戦。
画像出典:BOXING NEWS 24
アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス T-モバイルアリーナ
WBA世界ミドル級タイタルマッチ12回戦
○王者 エリスランディ・ララVS挑戦者 ダニー・ガルシア●
ララが3度目の防衛に成功。
ララが3度目の防衛に成功。
お互いジャブを差しあう立ち上がりでスタートし、慎重に様子を見ながらの展開。探り合いの中でララが時折左の強打を狙っていく。ガルシアはララの伸びてくる左ストレートを警戒してか、攻めあぐねている印象で手数も少ない。
中盤に入ってもどちらが主導権を握るということなく、静かな展開のまま試合が続いていく。やや距離が縮まり、ララは少し手数を増やしたが、ガルシアは反撃に出ることなく防戦。
9ラウンド、変わらぬ展開ながら、ララがやや意外なタイミングで放った軽めの左ストレートがガルシアをとらえダウンを奪う。ゆったりとダウンしダメージがあるのかわからない様子だったが、ゴング後にガルシアは棄権し試合終了。
ララがTKO勝利で防衛成功。終始会場のブーイングが鳴りやまず退屈なスパーリングのような展開が続いた。
ガルシアはララのようなタイプが極端に苦手だったのだろうか。何もできなかったに等しい。ただ、ダウンから棄権の流れを見ると、もしかしたら試合前からかなり調子が悪かったのかもしれないとも思えた。
今回は盛り上がりに欠ける内容ではあったが、なんだかんだララは王座戴冠以来KO勝ちを続けている。41歳にして倒すボクサーとなってきた。
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