WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ ファン・フランシスコ・エストラーダVSジェシー・ロドリゲス

1年以上リングから遠ざかっていたエストラーダが久々に登場。いきなりジェシー・ロドリゲスとのビッグマッチとなった。


出典:BOXING NEWS 24

アメリカ合衆国 アリゾナ州フェニックス フットプリントセンター
WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦

○挑戦者 ジェシー・ロドリゲス[7R TKO]王者 ファン・フランシスコ・エストラーダ●
エストラーダが2度目の防衛に失敗。ロドリゲスが新王者となる。

序盤、お互い駆け引きをみせる攻防戦からスタートし、徐々にジェシーが優勢に。ジェシーはジャブを丁寧に差しつつ、3ラウンドには右アッパーを強烈にヒットさせエストラーダをぐらつかせた。4ラウンドには細かいパンチを積み重ね、アッパーカットからのワンツーでエストラーダからダウンを奪う。

5ラウンドに入るとジェシーが細かいパンチをヒットさせて追い込むがエストラーダも何とか立ち回る。6ラウンドに入るとエストラーダが試合を立て直そうと先手を取りにいき、右ストレートを連発させジェシーを倒した。

そして迎えた7ラウンド、接近した打ち合いの中でジェシーが左ボディをカウンターで突き刺し、エストラーダはダウンして悶絶。立ち上がれない様子を見てとったレフェリーが試合を止めた。

挑戦者のジェシー・ロドリゲスが衝撃のKO決着を見せて見事戴冠。冷静さを併せ持つアグレッシブさが光った。エストラーダもさすがの試合運びと思わせる部分もあったが今回はやや大味な印象も。ある程度技術戦になると予想していた試合だったが、まさかの倒しあいとなる激闘に。新旧交代にふさわしい見ごたえある内容だった。

井岡VSマルティネスの勝者とジェシーが3団体統一を行うのが既定路線なのだろうか。今後の展開が楽しみである。

スーパーフライ級を牽引してきたエストラーダの敗戦とスターダムに上りつつあるジェシーの王座戴冠は明確な新時代の幕開けを予感させる。

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