エニスの3度目の防衛戦はチュカジャンとの再戦に。前回は判定だったもののエニスの一方的な勝利。今回もエニスは勝ち方が問われる試合となる。
○王者 ジャロン・エニス[判定3-0]挑戦者 カレン・チュカジャン●
エニスが3度目の防衛に成功。
エニスが3度目の防衛に成功。
お互いに速いコンビネーションを打ち合うハイペースな立ち上がり。序盤は1発のヒットをきっかけにエニスが攻勢をかけたり、チュカジャンが左フックをヒットさせて上手く立ち回ったりと互角の展開。
5ラウンド、互角の展開からエニスが強引にギアを上げていき連打の中で右アッパーをヒットさせてダウンを奪った。その後のラウンドはチュカジャンも足を使ったりカウンターを取ったり巧さを見せるが、打ち合いではエニスの強打が光る展開に。
終盤に入るとチュカジャンのホールドによりクリンチが多発。チュカジャンがホールドによる原点を受けてからはエニスが攻勢を強める場面もあったがそれでもクリンチになる場面が多い。終盤は膠着した煮え切らない展開でフルラウンド消化。
判定3-0でエニスが勝利して3度目の防衛に成功。チュカジャンの奮闘というか粘りもあり、エニスにとっては理想的な試合運びができなかった。勝ち方が問われる試合だったがこの試合の評価は果たして。少なくともエキサイティングな内容ではなかったし、エニスが圧倒的な強さを誇示できた試合でもなかったと思う。
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