IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦 ルイス・クロッカーVSパディ・ドノバン

IBFのウェルター級の世界ランキングは空位。3位は日本の佐々木尽。しかし、佐々木を差し置いて、ルイス・クロッカーとパディ・ドノバンで世界への挑戦権が争われることに。


出典:IRISH BOXING

イギリス 北アイルランド ベルファスト SSEアリーナ
【IBF世界ウェルター級挑戦者決定戦12回戦】

○ルイス・クロッカー[8R反則]パディ・ドノバン●
ドノバンの反則によりクロッカーの反則勝ち。

序盤、パンチを避けるつもりがないくらいにがっちりとガードを固めるクロッカーに対し、ドノバンが強弱をつけながら手数を出していく。クロッカーはガードを固めている割に時折隙を見せ、ドノバンは逃さず打ちこんでいく。クロッカーが狙って繰り出す強打に対してもカウンターが冴えている。

中盤に入るとクロッカーがようやく手数を増やし始め徐々に打ち合いの様相に。クロッカーが強打を放ったり、絶妙なタイミングでカウンターを取る場面も。しかしドノバンも上手く立ち回り、上下に散らすコンビネーションが冴えている。

8ラウンド、ドノバンは再三バッティングを注意されておりこのラウンドも減点。しかしアグレッシブに攻め、クロッカーを追い込んでダウンを奪った。再開後、詰めに来るドノバンにクロッカーも激しく応戦。打ち合いの中ゴングとなりその直後ドノバンの右フックが入りクロッカーがキャンバスに膝をついてしまった。

一瞬ドノバンのKO勝ちかと思われたが、ゴング後の加撃ということでドノバンは反則負けに。試合内容では劣勢だったクロッカーが反則勝ちになってしまった。歓声で聞こえなかったのかドノバンの右フックは確実にゴング後だった。

反則負けの裁定にドノバンは大荒れ。そもそも劣勢だったクロッカーはかなりのダメージが見られる様子。その劣勢だったクロッカーが挑戦権を得るというカオスな結末に。

この試合の勝者には、WBA世界ウェルター級王者のエイマンタス・スタニオニスとIBF世界同級王者のジャロン・エニスによる統一戦の勝者への挑戦権が与えられる。

ただ、試合を見る限りクロッカーにしてもドノバンにしても、スタニオニスやエニスには遠く及ばない印象。佐々木仁の方がよっぽど良い試合をするかもしれない。

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