WBO世界ミニマム級タイトルマッチ オスカー・コラーゾVSヘラルド・サパタ

王者オスカー・コラーゾの4度目の防衛戦。今回は選択試合となり12位のヘラルド・サパタを挑戦者に迎えての一戦となった。

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WBO世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦

王者 オスカー・コラーゾ[判定3-0]挑戦者 ヘラルド・サパタ
コラーゾが4度目の防衛に成功

サウスポー同士の一戦はコラーゾが丁寧にジャブを突いていく展開でスタート。サパタのガードが甘いところに的確にクリーンヒットを入れている。しかし、2ラウンド、接近戦からの離れ際にサパタの強烈な右フックが炸裂し、コラーゾが明らかなダメージを負いフラフラに。サパタはラッシュを仕掛けるが仕留めきれず。

3ラウンド以降はコラーゾが慎重に試合を組み立てなおそうとする試合展開。4ラウンドには的確な右フックをサパタに入れた。

中盤に入るとコラーゾが少しギアを上げて手数を増やし、的確なブローをクリーンヒットさせていく。サパタは1発に自信があるのか狙うそぶりを見せるものの、コラーゾの手数に押されてしまっている。

終盤になるとより一層コラーゾのペースに。サパタにロープを背負わせる場面も多い。サパタはほぼ反撃にまわることができず、最終ラウンドまで巧みな試合運びを見せるコラーゾに躱され試合終了。

序盤に思わぬピンチを迎えたコラーゾだったが落ち着いて試合を組み立てなおし、ペースを掴んでコントロール。技術差がかなり現れた試合となった。逆に終わってみればサパタは2ラウンドに詰めきるところしか勝の目が見えなかったか。

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