ナバレッテと王座を争って戴冠したベリンチクの初防衛戦。初防衛戦にしてプロスペクトのデービスを迎えるという厳しいマッチアップ。挑戦者有利の予想も多い中、なかなか見ごたえがあるカードとなった。
出典:BOXING NEWS
アメリカ合衆国 ニューヨーク マジソンスクエアガーデン
【WBO世界ライト級タイトルマッチ12回戦】
挑戦者 キーショーン・デービス[4R KO]王者 デニス・ベリンチク
ベリンチクが初防衛に失敗。デービスが新王者となる。
ベリンチクが初防衛に失敗。デービスが新王者となる。
1ラウンドからベリンチクがサークリングしながら手数を出していく展開。デービスは様子を見ながらさばいてジャブを突き、的確なヒットを狙っていく。ただ、お互いいまいち試合を組み立て辛い様子。
しかし迎えた3ラウンド、デービスの左ボディが完璧なタイミングで突き刺さりベリンチクがダウン。角度も威力も申し分ないように見えたがベリンチクは立ち上がり手を出していく。しかし、攻防戦の中でデービスが上回り、ベリンチクには相応のダメージがうかがえる。
4ラウンドに入ると明らかにデービスが優勢に試合をすすめる。見極めながら攻勢をかける中でコンビネーションから左ボディを突き刺し、再びダウンを奪いそのままレフェリーが試合を止めた。
以前から期待されていたデービスが世界タイトル初挑戦で見事世界王座奪取。落ち着いた試合運びでKO勝ち。勝負を決める瞬間まで冷静で的確な攻撃が光った。未知数な部分も多く感じるが、また負けにくい王者がひとり誕生したかもしれない。
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