WBC世界ライトヘビー級暫定王座戦 デビッド・ベナビデスVSオレクサンドル・グボズディク

アマゾンプライム興行セミファイナル。スーパーミドル級最強との呼び声も高いデビッド・ベナビデスと、復帰後4連勝と調子を上げてきているオレクサンドル・グボズディクによるWBC世界ライトヘビー級暫定王座決定戦。

アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス MGMグランドガーデンアリーナ
WBC世界ライトヘビー級暫定王座戦12回戦

○デビッド・ベナビデスVSオレクサンドル・グボズディク●
ベナビデスが新王者となる。

立ち上がりはグボズディクが積極的に仕掛けるなか、ベナビデスはじりじりとプレッシャーをかけて強打で対抗。徐々にベナビデスの的確さが上回ってくるがグボズディクもほぼ退かずに渡り合おうとする。しかし、強打をくらってしまう場面も。

中盤に入るとベナビデスが早いコンビネーションと狙った強打を打ち始め、グボズディクは守勢に回らざるを得ない場面が増えてきた。グボズディクが懸命に手をだして立て直しを図り、連打で攻めても、ベナビデスはそれ以上の連打と強打で押し返す。

終盤に入るとベナビデスに余裕が感じられる場面が増えてくる。グボズディクは打つ手が無くなってきた感がある。ポイント差的に仕掛けるしかない展開のグボズディクだが、思うように前に出れず逆に連打を浴びる場面も。最終ラウンドはグボズディクが攻め込む場面を少し作ったが勝負の大勢をひっくり返すには至らず試合終了。

判定3-0でいずれのジャッジも大差をつけてベナビデスを支持。想像していた以上に実力差を感じさせる試合となった。ベナビデスは判定ながら安定した強さを見せつけて勝利。グボズディクは調子は良さそうだったが、躍進するウクライナ勢の波に乗れず敗北を喫した。

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