WBC世界ウェルター級タイトルマッチ マリオ・バリオスVSアベル・ラモス

タイソンVSポールのセミファイナルで行われた、バリオスの2度目の防衛戦。挑戦者のラモスはランキングこそ8位ながら実力者。好カードとなった。


出典:BOXING SCENE

アメリカ合衆国 テキサス州 AT&Tスタジアム
【WBC世界ウェルター級タイトルマッチ12回戦】

△リオ・バリオス[1-1]アベル・ラモス△
バリオスガ2度目の防衛に成功。

バリオスガ丁寧にジャブを突いていく展開でスタート。1ラウンドから右ストレートでラモスをぐらつかせる場面も。2ラウンドに入るとラモスが若干距離を詰めて出てくるがバリオスも対抗。バリオスガ狙いすましたワンツーでダウンを奪った。ただ、ラモスはその後のラウンドからも試合を立て直そうと自ら果敢に仕掛けていく。

5ラウンドからもお互い無駄打ちをせず的確なヒットを狙って打ち合う。6ラウンド、今度はラモスが強烈な右ストレートをヒットさせバリオスを倒した。バリオスは立ち上がったがダメージが見られ守勢に回る展開に。その後のラウンドはお互いが1発を警戒しながら隙を狙う打ち合い。

終盤はお互いの持ち味を出し合う展開に。ラモスが接近して強打を放っていき、バリオスは鋭いコンビネーションで対抗。ラモスがやや強引にパワーで押す展開が続いたが、最終ラウンドはバリオスが根性でコンビネーションを立て続けにヒットさせて押し返した。

結果はバリオス支持が1人、ラモス支持が1人、ドローが1人という三者三様の判定となりスプリットドロー。結果としては妥当だったのではないだろうか。私の個人的な採点としてはドローだった。タイソンVSポールよりもメインイベントにふさわしい激闘で内容のある試合だった。

 

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