WBO世界スーパーライト級暫定王座決定戦 アーノルド・バルボサJrVSジャック・カテロール

当初、王者テオフィモ・ロペスへの挑戦者決定戦だったはずが暫定王座決定戦に。カテロールとバルボサという強豪同士の見ごたえある一戦となった。

イギリス マンチェスター コープライブアリーナ
【WBO世界スーパーライト級暫定王座決定戦12回戦】

○アーノルド・バルボサJr[判定2-1]ジャック・カテロール●
バルボサが新暫定王者となる。

序盤からカテロールの攻防一体のスタイルが光る。バルボサの隙を見極めてコンビネーションやワンツーを入れ左ストレートをヒットさせていく。ジャブからのきっかけをつかめないバルボサだが、プレッシャーをかけ上下に打ち分けたり、打ち終わりを狙うなど活路を探しつつ立ち回っている。

中盤に入るとバルボサがプレッシャーを強めて詰めていく。しかしカテロールも徐々に対応。手数はそこまで多くないが、的確なタイミングで左をヒットさせている。

終盤に入るとカテロールがペースを握りつつあるように見えるが、バルボサも機を見て果敢に攻勢をかける。カテロールはうまく対処しつつ攻撃に転じたりして強力な左を当てていく。お互いペースを譲らないまま試合終了。

判定2-1のスプリットディシジョンでバルボサの勝利。バルボサが敵地で接戦を制して暫定王座を獲得。僅差でカテロールを支持したジャッジもいたが、これも納得できる。見方によってはカテロールの勝利だと思った人もいるだろうと思える難しい試合になった。

カテロールは中々世界のベルトを手にできずにいるが、確かな実力はある。再びチャンスに恵まれることを期待したいところ。

 

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