WBA世界フェザー級タイトルマッチ ニック・ボールVSロニー・リオス

レンモンド・フォードからベルトを奪ったニック・ボールの初防衛戦。母国イングランドで挑戦者のロニー・リオスを迎え撃つ。


画像出典:BAD LEFT HOOK

イングランド リバプール M&Sバンク・アリーナ
WBA世界フェザー級タイトルマッチ12回戦

○ニック・ボール[10R TKO]ロニー・リオス●
ボールが初防衛に成功。

序盤からボールがガンガン前に出て連打で押していく。リオスはしっかりガードしているが、ボールは手数を止めず、強引にクリーンヒットも奪う。3ラウンドにはパワフルさを増して攻勢をかけ、連打でダウンを奪った。リオスは防戦一方の苦しい展開に。

5ラウンドに入ると鼻血の影響からかややボールが失速。しかし6ラウンド以降は再び勢いある攻めを取り戻し、7ラウンドには左フックで2度目のダウンを奪った。

9ラウンドに入ると、ポイントで負けているリオスが試合を立て直そうとする姿勢を見せるが、結局ボールの攻撃力に飲み込まれてしまう。そして迎えた10ラウンド、ボールがリオスを一気にコーナーに詰めてパワフルな連打でゴリ押し、リングアウトさせるダウンを奪った。リオスは何とか立ちあがったものの、リオス陣営が棄権の意思を示して勝負あり。

ボールが初防衛に成功。経験豊富な実力者のリオスに何もさせず、小柄ながら体の強さとパワーでゴリ押して倒し切った。

ボールは試合後、WBC王者のレイ・バルガスとの再戦をアピール。もし再戦が実現すると今度はボールに分があるかもしれない。そして突出したスター不在のフェザー級で王座を統一し始めるのは意外とこの男かもしれない。

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