IBF世界ミドル級タイトルマッチ ジャニベク・アリムハヌリVSアンドレイ・ミハイロビッチ

前回、王者アリムハヌリの体調不良により日程変更された試合。戦いの舞台をオーストラリアのシドニーに移し、仕切り直しの一戦で挑戦者のミハイロビッチが王座奪取を狙う一戦。


画像出典:The Ring

オーストラリア シドニー ザ・スター
IBF世界ミドル級タイトルマッチ12回戦

○ジャニベク・アリムハヌリVSアンドレイ・ミハイロビッチ●
アリムハヌリが初防衛に成功

序盤、アリムハヌリが愚直にジャブを突いて鋭い左ストレートを振っていく。1ラウンドからまともに左をもらってしまったミハイロビッチは警戒からか後手に。ミハイロビッチは慎重な立ち回りを見せていたものの、アリムハヌリが強力な左を連続してクリーンヒットさせ、2ラウンドの終了間際にダウンを奪った。

深刻なダメージを感じさせたミハイロビッチだったが、ダウンを喫したラウンド以降、以外にもインファイトを仕掛けていく。しかし、愚直に前へ出続けるが戦略性に乏しくクリンチになりがちな展開に。6ラウンドあたりからはアリムハヌリが下がりながらも的確にアッパーなどをヒットさせ、前に出るミハイロビッチに上手く対応を見せてきた。

そして迎えた9ラウンド、前に出てくるミハイロビッチに対し、アリムハヌリが左フック。ぐらついたところをさらに左フックで追撃。そこでダメージが深刻と見たのかすぐにレフェリーが割って入り勝負あり。

アリムハヌリがIBF王座の初防衛に成功。はやり減量苦の影響からかあまり動きが良くなかった印象のアリムハヌリだが、結果的にミハイロビッチを寄せ付けずTKO勝利。左ストレートの鋭さと相手の動きを見極めたうえでのコンビネーションが冴えた。

アリムハヌリは試合後、WBC王者のカルロス・アダメスや、WBA王者のエリスランディ・ララとの統一戦に意欲を示した。アリムハヌリの今回の試合を見て他団体の王者がどういった印象を抱き、どう動くか興味深い。

 

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