WBC世界ミドル級タイトルマッチ カルロス・アダメスVSハムザ・シーラズ

王者アダメスの防衛戦がリヤドシーズンのリングでセット。今回は指名挑戦者のハムザ・シーラズが相手となる。シーラズは挑戦者決定戦を勝ち抜いてきた英国期待のプロスペクトとなっている。


出典:BAD LEFT HOOK

サウジアラビア リヤド リヤドシーズン
【WBC世界ミドル級タイトルマッチ12回戦】

○王者 カルロス・アダメス[スプリットドロー]挑戦者 ハムザ・シーラズ●
アダメスが3度目の防衛に成功。

序盤アダメスがジャブを突きながらプレッシャーをかけていく。シーラズは守勢に回りながらも距離を保ちつつ機を見てワンツーなどを的確に入れていく。しかし些か消極的な立ち回りとなっている。

中盤に差し掛かるにつれてシーラズはよりガードを固めて立ち回る。アダメスはガードの上からでも構わず強打を打ち続け。シーラズの打ち終わりにヒットさせる場面も。シーラズはガードが固く有効打はほぼ被弾していないながらも守勢に回りすぎて手数も極端に少ない。

終盤に入るとシーラズがガードを緩めて攻めに転じていく。鋭いジャブや右ストレートでアダメスの動きを止める場面も。最終盤は一進一退の攻防となり勝負の行方は判定へ。

判定は三者三様のスコアに割れてスプリットドロー。ドローとなったためアダメスが薄氷の防衛に成功。個人的には僅差でアダメスの勝利かと思ったがジャッジの結果は割れた。シーラズとしては終盤に差し掛かるまであまりに消極的な姿勢だったことが響いたのではないだろうか。

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