WBO世界ライトヘビー級暫定王座戦 ジョシュア・ブアツィVSカラム・スミス

ウィリー・ハッチソンと暫定王座を争い戴冠したブアツィの初防衛戦。スミスは再びの2階級制覇を狙う。


出典:BOXING SCENE

サウジアラビア リヤド リヤドシーズン
【WBO世界ライトヘビー級暫定王座戦12回戦】

挑戦者 カラム・スミス[判定3-0]暫定王者 ジョシュア・ブアツィ●
ブアツィが初防衛に失敗。スミスが新暫定王者となる。

序盤ブアツィがプレッシャーをかけて前進し力強いコンビネーションを放っていく。スミスはボディを効かされる場面もあったりと押されながらもコンパクトなコンビネーションで的確に反撃。

中盤に入るとスミスの上下に打ち分けるコンビネーションが冴える。ブアツィは被弾が多少多くなり明らかに失速するが、タイミングのいいカウンターを入れて押し返す場面も。

終盤は試合序盤と打って変わってスミスが逆に押していく場面が目立つ。しかしブアツィも的確で強力な反撃を見せるなど、一進一退ともいえる展開。最終ラウンドはスミスが強打を当てるなどして追い込み試合終了。

判定3-0でスミスが新王者に。最初から最後まで目まぐるしく攻守が入れ替わり、どちらも追い込んだりピンチを迎える場面があったりと、なかなか目が離せない展開となった。試合を通して一進一退の攻防戦が続き、内容は紙一重の差だったと思う。

暫定ながら無敗で王座を獲得した強打者のブアツィを退けたスミス。獲得した暫定王座は価値が高まるものになったのではないだろうか。そして、今後の対戦が気になるところ。スミスのネームバリューらするとベテルビエフとの再戦、またはビボル、さらにはベナビデスとの対戦が浮上するかもしれない。

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