WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ エマヌエル・ナバレッテVSロブソン・コンセイサン

3階級制覇後も精力的に試合をし続けるWBOスーパーフェザー級王者のエマヌエル・ナバレッテ。ランキング11位ながらも実力は折り紙付きのロブソン・コンセイサンを挑戦者に迎え3度目の防衛線を行った。

試合結果

アメリカ ラスベガス T-モバイルアリーナ
WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

○王者エマヌエル・ナバレッテ[判定 1-0]挑戦者ロブソン・コンセイサン●
ナバレッテが3度目の防衛に成功。

ナバレッテが辛くも防衛

試合開始直後からナバレッテがいつも通りの独特なリズムで中間距離から力強いパンチを放っていく。しかし、コンセイサンは早い段階でアジャストし始め、ナバレッテの打ち終わりを狙ってコンビネーションで攻め込む。コンセイサンがペースを握りそうな雰囲気があったものの、4ラウンドにナバレッテの左アッパーが炸裂し、コンセイサンはダウンを喫してしまう。

中盤はコンセイサンがやや前のめりに攻撃的なボクシングを展開するものの、7ラウンドにナバレッテが強烈な右ボディを突きさしダウンを奪う。コンセイサンは確実にダメージがありそうなブローをもらいながらも、その後のラウンドでは果敢に攻め込む。

終盤も両者の一進一退の攻防戦が続く。コンセイサンが攻め込めば、ナバレッテも気迫のある攻めで反撃。両者ともに引かない打ち合いは最終ラウンドに最高潮を迎え、大いなる盛り上がりを見せて試合終了のゴングとなった。

判定1-0のマジョリティードローでナバレッテが辛くも3度目の防衛に成功。ナバレッテが2度ダウンを奪ったものの、非常に拮抗した試合となった。

ナバレッテが意外に苦戦したというより、コンセイサンが予想以上の強さを見せた。ナバレッテをよく研究し対策をしてきた様子がかなりうかがえた試合運びだった。しかし、2度のダウンを喫したのが痛恨だったか。そういった要所でのチャンスをものにしてきっちりダウンを奪いダメージを与えるナバレッテもさすがといったところだ。

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