WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦 堤駿斗VSレネ・アルバラード

井岡VSマルティネスのリマッチが中止となってしまい、この一戦がメインイベントに。将来を嘱望されている堤と元王者のアルバラードが挑戦者決定戦で激突。


出典:BOXING NEWS

日本 東京都 大田区総合体育館
【WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦12回戦】

○堤駿斗[8R TKO]レネ・アルバラード●

1ラウンドからお互いが力強いパンチを放ちながら交錯する展開。アルバラードがジャブから組み立てて手数をだしていこうとするが堤の力強いパンチに崩される。リーチに若干の差がありながらも堤が見極めて踏み込んで右の強打を当てていく。ラウンドを重ねるごとに堤の的確性が目立ち始めアルバラードは手詰まり気味に。

5ラウンド、堤の強打が的確にヒットしアルバラードがあからさまに効かされる。6ラウンド以降、接近しての攻防もあったが、そこでも堤のボディブローなどが的確。迎えた8ラウンド、ロープ際での打ち合いとなり、徐々に堤が一方的にラッシュする展開に。ラッシュの中で的確なヒットを繰り返しレフェリーストップを呼び込んだ。

堤が見事にTKO勝利して挑戦権を獲得。元世界王者のアルバラード相手にこれ以上ない内容での勝利だったのではないだろうか。ほとんどアルバラードを完封していたと言っていい。

現王者はラモン・ローチ。3月にガーボンタ・デービスとの試合が決まっているが、そもそもデービスはスーパーフェザーに落とせるのか疑問ではある。混沌とした展開も考えられるが堤の世界戦がしっかり組まれることを期待したい。

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