WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ ロブソン・コンセイサンVSオシャキー・フォスター

コンセイサンの初防衛戦はベルトを奪取した相手、フォスターとのダイレクトリマッチに。コンセイサンとしては明確に勝利し実力を裏付けたい試合。フォスターは王座奪還を狙う。


出典:BOXING SCENE

アメリカ合衆国 ニューヨーク州ベローナ ターニングストーン・リゾートカジノ
WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

○挑戦者 オシャキー・フォスター[判定2-1]王者 ロブソン・コンセイサン●
コンセイサンが初防衛に失敗。フォスターが新王者となる。

お互いに序盤から手を出し合う展開。フォスターが細かいパンチで崩そうとするが、コンセイサンがやや遠い距離から放つストレート系のパンチが強力。コンセイサンはフォスターのコンビネーションをしっかりガードしつつ、ストレートを主体に攻めていく。

お互いやや力強さが増してきた中盤、コンセイサンがフォスターの機先を制してジャブやストレートをヒットさせていく。ただ、フォスターもボディーワークやフットワークが光り、被弾しながらも立ち回る。流れの中でフォスターが左フックをヒットさせコンセイサンをぐらつかせる場面も。

終盤、クリンチが多発しやや膠着状態の展開から、フォスターが右ストレートをカウンターでヒットさせ、明らかにコンセイサンがぐらつく。フォスターは手数を増やしていくが、コンセイサンは自らクリンチに行く場面が多い。そして12ラウンドを消化し試合終了

判定2-1のスプリットディシジョンでフォスターが王座奪還に成功。ドローかとも思える試合は僅差でフォスターが制した。序盤はコンセイサン、中盤はどちらに振れるかわからない展開、終盤はフォスターと、判断が難しい試合だったと思う。

フォスターは、12月に行われるWBO王者のエマニュエル・ナバレッテVSオスカル・バルデスの再戦の勝者との統一戦を希望している。実現すればどちらとの対戦になってもなかなか興味深いカードだ。

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