IBF世界ヘビー級タイトルマッチ ダニエル・デュボアVSアンソニー・ジョシュア

イングランドで行われたリャドシーズン興行のメインイベント。現IBF王者のダニエル・デュボアに元3団体統一王者のアンソニー・ジョシュアが挑んだ一戦。


画像引用:BOXING NEWS 24

イングランド ロンドン ウェンブリー・スタジアム
IBF世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦

○王者 ダニエル・デュボア[5R KO]挑戦者 アンソニー・ジョシュア●
デュボアが初防衛に成功

お互いジャブの差し合いをしつつ手を出し合うスタート。ジョシュアが空間を保ちつつある展開に傾きかけるかというところで、デュボアが隙をついて右フックをヒットさせ1ラウンドからダウンを奪う波乱の展開に。

2ラウンド以降、デュボアが自信をもって前に出て攻める。3ラウンドには左フックでジョシュアをぐらつかせ、ラウンド終了間際にラッシュを仕掛けて2度目のダウンを奪う。そして4ラウンドにも開始早々にジャブから連打で3度目のダウンを奪った。

5ラウンドはジョシュアが展開を立て直そうとシャープな左を突いて前進し、右ストレートでデュボアをぐらつかせる。詰めようとしたジョシュアだが、デュボアがカウンターの右フックで迎撃し、4度目となるダウンを奪う。ジョシュアは立ち上がることができずカウントアウトで試合終了。

繰り返しダウンを奪い最後には完全にジョシュアをキャンバスに沈める衝撃のKO劇でデュボアが初防衛に成功。下馬評を覆す一方的な試合運びを見せて勝利。

ジョシュアは1ラウンドからどこか不用意だったうえ、1ラウンドのダメージをずっと引きずっていた感がある。今回はディフェンスの不用意さを見せてしまったが、以前から言われている打たれ脆さも再度露呈させてしまった。

デュボアはこの勝利でより自信を深めただろうし、もう堂々と他のヘビー級の大物たちと肩を並べて良いだろう。さらなるビッグマッチへの期待をしたい。

 

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