ウィリアム・スカルとの防衛戦を回避したためIBF王座を剥奪されてしまったカネロ。今回は3団体の王座の防衛戦となる。16連続KOで注目を浴びたベルランガは初の世界挑戦がビッグマッチに。
画像出典:Fightnews.com
アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス T-モバイルアリーナ
WBAスーパー,WBC,WBO世界スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦
○王者 サウル・アルバレス[判定 3-0]挑戦者 エドガー・ベルランガ●
アルバレスが3団体の王座防衛に成功
アルバレスが3団体の王座防衛に成功
お互いの強打を警戒する立ち上がり。序盤からカネロが詰めて力強いコンビネーションを入れていく。3ラウンドには交錯する中で左フックをカウンター気味に強打させ早くもダウンを奪った。
中盤もカネロが距離を詰めて追い込んでいく。ベルランガも打ち返す場面は見られるが手数に乏しくロープを背負う場面が目立つ。カネロは詰めてフックやボディを的確に打ち込んでいく。
終盤もカネロが詰める展開。ベルランガは得意な距離を保とうとするが上手くいかない。ベルランガのパンチもヒットするが少ない。11ラウンドはカネロが追い込みをかけてストップかと思われる場面もあったが、両者12ラウンド戦い抜き試合終了。
カネロが3団体の王座防衛に成功。カネロはベルランガの強打をもらうことなく接近戦を仕掛け続け、かなり追い込んだが倒すことはできなかった。判定となったが安定した戦いぶりは健在だ。
ベルランガはほとんど自らの良いところを出せず完封された。ただディフェンススキルはかなり向上が見られ、そのおかげで12ラウンドなんとか立ち回れたかもしれない。いずれにせよベルランガはまだこれから強くなるだろうしチャンスを掴める選手だ。
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