IBF世界フェザー級挑戦者決定戦 亀田和毅VSレラト・ドラミニ

3150×LUSHBOMU vol.1メインイベント。紆余曲折を経て亀田和毅とレラト・ドラミニが再戦。そしてこの試合がIBF世界フェザー級王座挑戦者決定戦となる。

日本 大阪府吹田市 大和アリーナ
IBF世界フェザー級挑戦者決定戦12回戦

○亀田和毅[判定2-1]レラト・ドラミニ●

亀田が初回からアグレッシブに前に出ていく展開。亀田はガードの上ながら連打を放ち手数でどんどん押していく。ドラミニはロープに詰められたりと守勢に回りながらも的確なアッパーカットなどをヒットさせる。的確性ではドラミニ。手数では亀田といった展開。

5ラウンド、亀田がロープ際でドラミニを連打で詰めた流れから右をあてダウンを奪う。その後、中盤戦ではドラミニは立て直しを余儀なくされつつ粘る。

終盤も亀田が攻勢を緩めることなく手数を出してドラミニを押していく。これまで上手くガードしてさばきながら、亀田の連打を防いできたドラミニだが、さばききれなくなってきた。リング中央で粘りを見せつつも亀田の手数に押されがち。

判定2-1で亀田の勝利となりIBFフェザー級王座への挑戦権を獲得。持ち前のハンドスピードの速さはそのままに、アグレッシブなスタイルで押し切った。ただ、手数はかなり多かったものの、そこまで明確なクリーンヒットは見受けられなかった印象。しかし、リングジェネラルシップという点では確実に亀田だろう。ドラミニは的確だったが終盤にかけて手数が落ちてしまった。

両者ともに前回からの上積みが見られた試合となった。しかし、世界レベルかと言われればどうだろうか。現在のIBF王者はルイス・アルベルト・ロペスを衝撃KOで倒したアンジェロ・レオ。亀田はさらに上積みをしてレオに肉薄することはできるだろうか。

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