21勝21KO無敗という全KOのレコードを持つバージル・オルティスJrが暫定ながらついに世界タイトルへ。ボハチュクも24勝23KO1敗という強打者。KO必至の一戦となる。
画像出典:DAZN
アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス マンダレイベイホテル & カジノ
○バージル・オルティスJr[判定2-0]王者 セルヒー・ボハチュク●
ボハチュクが初防衛に失敗。オルティスが新王者となる。
ボハチュクが初防衛に失敗。オルティスが新王者となる。
ボハチュクジャブで先制しオルティスがすぐにコンビネーションで対抗していくスピーディーな攻防戦でスタート。序盤は接近戦や中間距離の戦いでオルティスが的確なボディを織り交ぜるコンビネーションを見せるなど、多彩な攻撃で押す。
中盤、徐々にオルティスの動きが落ち、7ラウンドあたりからボハチュクがギアを上げて攻めて強打を入れていく。8ラウンドにはボハチュクが左フックをカウンターでタイミング良くヒットさせてダウンを奪った。
終盤に入るとオルティスは再び試合を組み立てなおそうと落ち着きながらも奮起。ボハチュクが攻め込んでいくが、オルティスが反撃して詰める場面も。一進一退の攻防戦が続きながらも終盤のラウンドはややオルティスが押し込んだか。
判定2-0でオルティスが辛くも勝利を掴んだ。連続KO記録は遂に途切れたものの、激しい攻防戦が展開される死闘を制した。ボハチュクは2敗目を喫したもののほんのわずかな差だったと思う。この試合で評価を落とすことはないだろう。
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