リャドシーズンのセミファイナル。王者のイサック・クルスが5位のホセ・バレンズエラを迎えての防衛戦。
アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス BMOスタジアム
WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦
○挑戦者 ホセ・バレンズエラ[判定2-1]王者 イサック・クルス●
クルスが初防衛に失敗。バレンズエラが新王者となる。
クルスが初防衛に失敗。バレンズエラが新王者となる。
速いジャブで先制したバレンズエラに対しクルスがガードを固めてフックを振り回して詰めていく。しかし、3ラウンドあたりから強引に強打で攻めていくクルスに対しバレンズエラが上手く的確なカウンターを合わせるようになり、クルスは不用意に踏み込みづらくなる。
中盤、バンズエラが上手く距離を取って立ち回るラウンドが続く。クルスは強打で押していくがバレンズエラの要所で決めるカウンターが的確。
終盤もバレンズエラが上手く距離を取ってコンビネーションを打ち込み立ち回る。クルスがフックを強打させてバレンズエラをとらえかける場面もあったが決めきるにはダメージが浅い。バレンズエラは多少被弾しつつもクルスを的確に迎撃した。
2-1のスプリットディシジョンでバレンズエラの勝利。大方の予想を覆す番狂わせを起こして見せた。終始、強打のクルスのパンチをしっかりガードし、躱し、空転させていた。かなりクルスを研究して試合に臨んでいたことがうかがえた。クルスも前に出たり逆に引き込んだりしようとした場面もあったが、バレンズエラの巧みな試合運びに対応できなかった。
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