IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ スブリエル・マティアスVSリアム・パロ

強豪エルガシェフを倒してスーパーライト級王者として存在感を示しているマティアスが、5位のオーストラリア人ボクサーリアム・パロを挑戦者に迎えた一戦。母国プエルトリコで2度目の防衛戦に臨んだ。


出典:BAD LEFT HOOK

プエルトリコ マナティ コリセオ・フアン・アウビン・クルス・アブレウ
IBF世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦

○挑戦者 リアム・パロ[判定3-0]王者 スブリエル・マティアス●
マティアスが2度目の防衛に失敗。パロが新王者となる。

序盤、サウスポーのパロがフットワークを駆使しながら丁寧にジャブを突いていく展開。隙をついて左ストレートも的確にヒットさせている。マティアスは前に出続けるものの思うような試合展開に持ち込めず手数もやや少ない。3ラウンドはマティアスが連打をヒットさせ攻め込んだが、パロがしのぎきった。

中盤、パロがフットワークを加速させるがマティアスも前に出てプレッシャーをかける。パロはガードでしのいだり、クリンチをうまく使いマティアスの攻撃を遮断。しかし、マティアスも強引に打ち合いに持ち込んで持ち前の強打で攻め込んだりと攻防戦が続く。

終盤、マティアスがパロをとらえにかかるが、パロはフットワーク、ガード、クリンチ、あらゆる手段を駆使して躱す。そして的確にジャブや左ストレートを入れていく。マティアスは手数を増やして持ち前の強打をいれていくがもどかしい戦いを強いられ、最後までパロを完全にとらえることができず試合終了。

判定3-0でパロが敵地でアップセットを起こして戴冠。判断が難しいラウンドも多くあったが、どちらかに振らなければならないとなるとパロのラウンドが多かったかという判定。

マティアスがどこかでとらえて強打を打ち込んでKOするだろうと予想していたが、パロは12ラウンド止まることなく振り切った。足を止めずに自身のボクシングをやり切って勝利したパロが見事だった。

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