WBO世界フェザー級タイトルマッチ ラファエル・エスピノサVSセルヒオ・チリノ

ロベイシ・ラミレスからタイトルを奪取したラファエル・エスピノサの初防衛戦。同胞でランキング2位の無敗の強豪セルヒオ・チリノと激突する一戦。

アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス フォンテンブロー・ラスベガス
WBO世界フェザー級タイトルマッチ12回戦

○王者 ラファエル・エスピノサ[4R TKO]挑戦者 セルヒオ・チリノ●
エスピノサが初防衛に成功。

1ラウンドからお互いが手を出し合う展開。エスピノサがジャブを突きながらプレッシャーをかける中、チリノは的確に左フックなどを当てる。しかしチリノの右のオーバーハンドにエスピノサの左ショートアッパーがカウンターでヒットし、エスピノサが技ありのダウンを奪う。

2ラウンドからチリノは試合を組み立て直そうと仕掛けて前に出て、良いパンチをヒットさせる場面も。だが、エスピノサの前進は止められず逆にエスピノサが攻勢を強める展開に。3ラウンドには打ち合いの中でエスピノサが、右アッパーからの左ボディを突き刺しさらにダウンを奪った。

迎えた4ラウンド、打ち合いの中でエスピノサがワンツーを主体に攻めてチリノぐらつかせる、そして左アッパーが再びチリノをとらえ追い込みをかけてダウンを奪った。レフェリーはカウント中にストップの判断を下して勝負あり。

チリノがもう少しエスピノサと渡り合うと予想していたが終わってみればTKO負け。想像していた以上に実力差があったうえに、エスピノサが強かった。内容は両者好戦的で見ごたえのある試合だった。

エスピノサはフェザー級史上もっとも長身の世界王者らしい。体格を維持し続けるのは遠くない未来に限界がくるだろう。しかし、今回の試合を見る限り、好戦的なうえスタミナも余裕がありそうに感じた。まだまだ防衛を重ねていきそうな雰囲気はある。

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