WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦 ゲーリー・アントワン・ラッセルVSアルベルト・プエリョ

ゲーリー・アントワン・ラッセルとアルベルト・プエロによる、光る才能ある者同士、無敗同士の暫定王座決定戦。


出典:BOXING NEWS 24

アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス MGMグランドガーデンアリーナ
WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦12回戦

○アルベルト・プエロ[判定2-1]ゲーリー・アントワン・ラッセル●
プエロが新暫定王者となる。

序盤からハイレベルなバチバチの攻防戦が展開される。そして軽量級の試合かと思えるほどのスピード感。ラッセルの速射砲のような連打がプエロを飲み込むこともあれば、プエロも的確なボディや鋭い左ストレートでラッセルをとらえており、ほぼ互角の展開。

中盤、ラッセルが連打を放ちながら前に出て押していく。しかしプエロはやや不利な状況になると次のラウンドから修正して対処してくる。ラッセルが主導権をたぐりよせるかといったところで、プエロも的確な強打で応戦しペースを渡さない。

終盤に入るとラッセルが連打しながら前進する場面が目立ち地力の差を見せ始める。しかしプエロも粘り強く戦い、要所で反撃しラッセルのペースに完全にはのまれない。最終ラウンドは激しい打ち合いとなり試合終了。

判定2-1でプエロの勝利。判定となると非常に難しい試合だったように思う。1人のジャッジが大差でラッセルを支持していたが、それも納得できる。見方によってかなり難しい試合だった。

試合としては非常に見ごたえのある内容だった。ラッセルは惜敗したが評価を落とすことはないだろう。プエロがラッセルにここまで互角に渡り合うとは思っていなかった。ラッセルの勢いにのまれず必死に粘り強く戦ったプエロが見事だった。

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