WBC世界ブリッジャー級王者のルカシュ・ロザンスキーが母国ポーランドでの防衛戦。ホームとはいえ前WBO世界クルーザー級王者のローレンス・オコリーを挑戦者として迎える厳しいマッチメイクとなった。
ポーランド ジュシエフ ポッドプロミーホール
WBC世界ブリッジャー級タイトルマッチ12回戦
○挑戦者 ローレンス・オコリー[判定3-0]王者 ルカシュ・ロザンスキー●
ロザンスキーが初防衛に失敗。オコリーが新王者となる。
ロザンスキーが初防衛に失敗。オコリーが新王者となる。
開始から、オコリーが躍動感を感じさせ適切に距離を測りながら右の強打を狙っていく。体格でやや劣るロザンスキーは接近戦に持ち込みたいようだが、踏み込みにそれほどスピードが無くオコリーの距離に突き放される。
そしてロザンスキーの打ち終わりを狙ったオコリーが鮮やかに右ストレートを打ち抜き最初のダウンを奪う。ロザンスキーは立ち上がるもののさらに右で倒される。2度目のダウン時、深刻なダメージは明らかで完全に聞いていたが尚も立ち上がり再開。再開後さらにオコリーの右が炸裂しロザンスキーは三度ダウン。カウントアウトで試合終了となった。
オコリーがWBC世界ブリッジャー級の第3代王者に。ロザンスキーは母国での大声援を受けながらも惨敗を喫してしまった。明らかに実力差が感じられる試合でもあったが、オコリーの狙いすました右ストレート3連発はさすがのスキルとパワーで鮮やかだった。
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