IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ ジョー・コルディナVSアンソニー・カカーチェ

IBF王者のジョー・コルディナが、マイナー団体IBOの世界王座を保持するアンソニー・カカーチェを迎え撃つ一戦。サウジアラビアのメガイベントでカカーチェはメジャー団体の世界王座初挑戦となる。


出典:MMA MANIA

サウジアラビア リャド キングダムアリーナ
IBF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦

○挑戦者 アンソニー・カカーチェ[8R TKO]王者 ジョー・コルディナ●
コルディナが3度目の防衛に失敗。カカーチェが新王者となる。

序盤、コルディナが前に出ながら要所でコンビネーションを打ち込んでいく。カカーチェは下がりながらではあるものの細かいブローで反撃。3ラウンド、カカーチェの不意の一撃がコルディナにクリーンヒットしてしまい、少し試合中断。その後、カカーチェが手数を増やし左フックをヒットさせ、右アッパーでダウンを奪った。

ダウンを奪ったカカーチェは4ラウンド以降自信をもって前に出て攻めていく。コルディナが要所で放つカウンター気味のブローをもらいつつもさらに手数を増やして前進。7ラウンドにはカカーチェは多彩なパンチでコルディナを追い詰めて、ほぼ一方的にダメージを蓄積させていく。

そして迎えた8ラウンド、カカーチェの右フックがまともにヒットし、再びコルディナが防戦一方になりかけたところでレフェリーが割って入った。

IBO王者のカカーチェは初のメジャー団体のタイトル挑戦でアップセットを起こし見事戴冠。入場時の雰囲気や序盤はやや気負っているように見えたが、自分のボクシングに引き込みコルディナを退けた。コルディナはメガイベントに王者として出場したものの手痛い敗戦。尾川堅一からタイトルを奪い、シャフカッツ・ラヒモフやエドワード・バスケスなどの強豪に勝利してきたものの、予想外の相手に足元をすくわれてしまった。

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