エマヌエル・ナバレッテが4階級制覇を目指すWBO世界ライト級王座決定戦。初めて世界戦のチャンスを得て王座奪取を狙うデニス・ベリンチクとの一戦となった。
アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンティエゴ ペチャンガアリーナ
WBO世界ライト級王座決定戦12回戦
○デニス・ベリンチク[判定2-1]エマヌエル・ナバレッテ●
ベリンチクが新王者となる。
ベリンチクが新王者となる。
お互い探り合いながらもベリンチクが仕掛けていく立ち上がり。2ラウンドに入るとナバレッテが攻勢をかけてベリンチクが迂闊に前に出られなくなる。しかし、3ラウンド以降はベリンチクもスイッチしての飛び込みを見せたりと工夫してペースを渡さない。
中盤、ナバレッテはロングレンジからパンチを放ち、ベリンチクは隙を突きながら小さく細かく的確に当てていく。どちらもお互いの動きを把握し始めているが、打ち合いながらも両者突破口が見いだせない。
9ラウンド、ナバレッテの手数が少し落ちたところでベリンチクが的確に当てていく。しかし、10ランド、バッティングをきっかけにヒートしたナバレッテが攻勢。以降もナバレッテが攻めるがベリンチクも的確にカウンターをとるなどして対抗。一進一退の攻防が展開されたまま試合終了。
判定はスプリットディシジョンとなり2-1でベリンチクが勝利し王座戴冠。ナバレッテは4階級制覇に失敗。見方によってはどちらが勝ってもおかしくない非常に難しい試合だった。
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