WBA世界バンタム級タイトルマッチ 井上拓真VS石田匠

前回、キャリア最大の強敵ジェルウィン・アンカハスをKOで撃破し覚醒を予感させる井上拓真2度目の防衛戦。前戦からおよそ2ヵ月という短い試合感覚の中で、指名挑戦者の石田匠を迎える一戦となった。


出典:Fightnews.com

日本 東京都 東京ドーム
WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

●王者 井上拓真[判定3-0]挑戦者 石田匠○
井上拓真が2度目の防衛に成功

1ラウンド、ジャブの差し合いから石田がカウンターでジャブを合わせてダウンを奪う。波乱の幕開けとなったが、拓真が多彩なパンチを見せ石田の前に出る動きを封じながら戦う巧さを見せ始める。

中盤、石田が工夫して仕掛けようとしてギアを上げていくが拓真も合わせてペースをあげ対抗。離れると石田の距離となりストレート系のパンチが飛ぶが、拓真が上手く距離を詰め自分のペースにしていく。

終盤、石田が残りのスタミナを使い切りにかかるような攻めを見せ始め打ち合いの様相に。石田のストレートも当たっているが拓真のアッパーも的確。ハイレベルな打ち合いとなりお互い引かない展開に。終盤は両者譲らず試合終了。

判定3-0で拓真の勝利となり防衛成功。石田のこの試合に欠ける気持ちは非常に伝わった。拓真も宣言通りバチバチな試合を見せ、最終的に打ち勝っての勝利はは見事だった。

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