メガイベントのセミファイナル。WBC世界ウェルター級暫定王者のバリオスが、マルコス・マイダナの弟、ファビン・マイダナを挑戦者に迎えた一戦。
アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス T-Mobileアリーナ
WBC世界ウェルター級暫定王座戦12回戦
○王者 マリオ・バリオス[判定3-0]挑戦者 ファビン・マイダナ●
バリオスガ初防衛に成功。
バリオスガ初防衛に成功。
序盤、マイダナが挑戦者らしく先手をとりつつコンビネーションで攻めていく。しかし3ラウンド、バリオスの狙いすました右ストレートが炸裂しマイダナがダウン。
中盤以降はバリオスがじりじりとプレッシャーをかけて詰めていく展開に。マイダナも下がらないよう立て直そうとするが、バリオスが鋭いコンビネーションを打ち込み上回る。
終盤になるとマイダナが後手に回るシーンが目立つ。バリオスはプレッシャーと速く鋭いコンビネーションでマイダナを前に出させない。マイダナはポイント差を考えると攻めるしかないが、前に出ることができず試合終了。
判定3-0でバリオスの勝利。マイダナは序盤は積極性を見せたが引き出しが少なく攻め手を欠いた印象。バリオスは冷静な試合運びが目立った。ウガスに勝って暫定王座を獲得して以来、再び存在感を示し始めた。注目のイベントで話題性のある相手に勝利し注目を浴びることができたのは大きい。
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