マーク・マグサヨとの暫定王座決定戦でベルトを獲得したブランドン・フィゲロアの初防衛戦。しかし、相手のジェシー・マグダレノは体重超過。ビッグイベントに水を差してしまった。
出典:The Ring
アメリカ合衆国 ネバダ州ラスベガス T-Mobileアリーナ
WBA世界フェザー級暫定王座戦12回戦
○王者 ブランドン・フィゲロアVS挑戦者 ジェシー・マグダレノ●
フィゲロアが初防衛に成功。
フィゲロアが初防衛に成功。
立ち上がりからマグダレノ鋭い踏み込みを見せて攻めていく。しかし早くも左瞼をカット。フィゲロアは飛び込みざまのブローを狙いマグダレノはインファイトを仕掛ける。4ラウンドあたりからフィゲロアが自ら詰める場面が目立ち始めるが、マグダレノはショートアッパーなどで対抗している。
中盤に入るとマグダレノがフィゲロア特有の打ち合いに巻きこまれつつある展開に。お互いやや攻めあぐねる場面がありつつも、フィゲロアの小さく細かいコンビネーションが確実にマグダレノをとらえていく。
9ラウンド。接近戦が続きフィゲロアがアッパーカット、フック、ボディを打ち分けるコンビネーションを打ち込んでいく。そしてラウンド終了のゴングが鳴らされる直前にフィゲロアの左ボディがマグダレノに突き刺さる。マグダレノは崩れ落ちカウントアウトで試合終了
フィゲロアがKOで防衛成功。9ラウンド終了と同時という劇的なKO劇。マグダレノは立ち上がることができればゴングに救われたかもしれないが、ボディのダメージは深刻だった。
フェザー級でもフィゲロアはやはり強い。体重超過していたマグダレノに押し負けない試合運びを見せ、そのうえKOしてしまった。文章では何とも形容しがたいフィゲロア独特の試合運びは健在。4団体の正規王者たちにも全く引けを取らない強さを感じさせる。バルガスやエスピノーサは喰われてしまうかもしれない。
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